天喜元年(1053)、藤原頼道が建立した阿弥陀堂。平安時代の建築、彫刻、堂は工芸の精華をあつめた傑作であり、国宝。苑池の中島、東方に面して建てられており、西方極楽浄土を模したとも云われる。屋根上の一対の金銅鳳凰、また一説には鳳凰が羽を広げたような佇まいから江戸時代初期より「鳳凰堂」と呼ばれる。
堂内に安置される本尊阿弥陀如来像は平安時代屈指の仏師、定朝の作である。度重なる災害に伽藍の堂塔の多くは焼失したが、鳳凰堂は奇跡的にまぬがれた。
平成6年(1994年)、「古都京都の文化財」の一つとしてユネスコ世界遺産に登録。平成26年(2014)に平成修理を終え竣工。
【キットについて】
本キットは平等院鳳凰堂の従来タイプ(1/75)に加わる、1/120スケール。
コンパクトながら精密度が高く、木製模型の上質な趣きはそのままに国宝の鳳凰堂を再現します。中堂、翼廊、楼閣は無垢のヒノキ材によるレーザーカット部品を主体に、鳳凰、竜頭、宝珠等の精巧な金属部品で構成。池の表現には水面フィルムシート(キット付属)を採用。情景を含めた再現が優美な鳳凰堂の魅力を一層引き立てます。
40ページにわたる組立説明書は全頁カラー。基本の白木造りをベースとして、塗装を施す場合の手順も丁寧に説明されております。塗装を施す場合、難易度が上がります。
■木製レーザー部品37種
■木製部品33種
■金属部品7種
材質:ヒノキ・シナ等の天然木、金属
付属品:組立説明書・屋根型紙・格子天井紙・水面フィルムシート・砂利・植木用樹木
完成重量:920g
完成サイズ:全幅530mm 奥行260mm 全高152mm(飾り台含む)
カートンサイズ:全幅585mm 奥行300mm 全高75mm(厚み)
※キットに塗料、ジオラマ材(パウダー黄土・薄緑)は含まれておりません。
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1/75 平等院鳳凰堂 はこちら