晴嵐 (せいらん) は伊四百型潜水艦の艦載機で、浮上した潜水艦からカタパルトで射出され、戦略的な目的で攻撃に使用されるために計画された特殊攻撃機です。
全長10.64ｍ、全幅12.26ｍ、エンジン水冷倒立V型12気筒最大速度時速474km (フロート投棄時560km)、単発、複座、双フロート装備。
愛知航空機において母艦に搭載するため、同時期に開発着手、昭和18年11月に試作第一号機が完成しました。
92式改3航空魚雷攻撃や、250キロ爆弾 (４個まで搭載可能) または800キロ爆弾による水平および急降下爆撃が可能。
実戦における攻撃時には、エンジン出力の関係から大型爆弾の場合はフロートを装着しない仕様になっており、攻撃後は艦近くの海面に着水、または搭乗員を落下傘降下させ、乗員のみを収容する予定でした。潜水艦には予備魚雷と予備爆弾が装備され、状態によって再出撃も可能でした。
晴嵐は伊四百型の飛行機格納筒に納めるため、主翼はピン１本外すと前縁を下に90度回転して後方に、水平尾翼は下方に、垂直尾翼上端は右横に折りたためます。
フロートは取り外されていますが、機体近くに置かれ短時間で装着できるようになっています。
また、暖機の代わりに加温した潤滑油・冷却水を注入することで、作業開始後約３分以内で発進可能と言われています。

【キットについて】
格納状態、飛行状態の選択式メタルキットです。組み立て方を変えることで、完成型を自由に選べます。
当社発売の1/144伊400の格納筒内に、格納状態の組立で収納可能です。

材質：金属（ソフトメタル）
付属品：カラー組立説明書、極薄ステッカー、風防枠ステッカー
完成重量：52g
※塗料はキットに含まれておりません。

使用塗料はこちら

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