夢殿は奈良時代に建立された八角円堂です。「夢殿」は平安時代からの呼称です。1951年、国宝に認定されました。
元々は聖徳太子の一族が住む斑鳩の宮があった場所といわれ、７世紀の中頃、戦乱の中で焼失しました。
これを惜しんだ法隆寺の高僧行信が、この場所に上宮王院を建立。堂内に聖徳太子の等身像とされる救世観音像を安置し、のちに法隆寺に統合され、法隆寺東院伽藍の正堂として現在に至ります。
鎌倉時代の大修理の際に軒の出を深く、屋根勾配を強めにし、昭和の大修理の際にも屋根を奈良時代の形式に戻さなかったため、現状の屋根形状は鎌倉時代のものです。
２段の基壇は最大径が11.3ｍ。堂内は石敷。堂内の八角仏壇も二重で、その周囲に８本の入側柱が立ち、入側柱と側柱の間には繋虹梁 (つなぎこうりょう) を渡しています。

【キットについて】
レーザー加工部品が使われた作品はその精巧さに加え、作りやすさが特徴です。
八角の屋根構造も、組み立ての際にゆがむことのないように設計されており、扉の格子部分をリアルに再現しました。
初めての方にも組み立てやすい本格模型です。

木製レーザー部品12種、木製部品６種、金属部品２種
材質：ヒノキ・ホオノキ・アガチス等の天然木、金属（エッチング、ソフトメタル）
付属品：カラー組立説明書、壁紙
完成重量：230g
※塗料はキットに含まれておりません。

使用塗料はこちら

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